海に潜って、魚を捕る。
夜になったら、その魚を寿司にする。
『DAVE THE DIVER』を遊ぶ前は、そんなゲームだと思っていました。
だいたい合っているんだけど、
遊んでみると、それだけでは全然ありませんでした。
静かな海を泳いでいたと思ったら、
急に変な人が現れて、
ものすごく気合いの入った演出が始まって、
気づけば寿司屋で大忙し。
このゲーム、何をするにも妙に全力です。
私はその感じが、かなり好きでした。
DAVE THE DIVERってどんなゲーム?
『DAVE THE DIVER』は、昼は海に潜って魚や素材を集め、夜はその魚を使って寿司屋を営業するアクションアドベンチャーゲームです。舞台となる「ブルーホール」は潜るたびに地形や現れる魚が変わり、探索と寿司屋経営を行き来しながら物語を進めていきます。
主人公は、デイブ。
コロンとした愛嬌のある見た目で、
頼みごとをされると、なんだか断りきれない。
魚を捕りに来ただけだったはずなのに、
次から次へと人に頼られて、
いつの間にか海の大事件に巻き込まれていきます。
でも本人は、どこかいつも普通。
この「なんで自分が……」みたいな感じのデイブが、すごくかわいいんです。
昼は海へ、夜は寿司屋へ
昼の時間は、ブルーホールに潜ります。
海の中を泳いで、
魚を捕って、
気になる場所を覗いて、
持って帰れそうなものを拾う。
潜るたびに地形や魚が変わるので、「今日は何があるんだろう」と毎回少しだけ違う探索になります。海中では酸素にも気を配る必要があり、欲張って潜りすぎると帰れなくなることもあります。
でも、海の中は意外と静かです。
魚が泳いでいて、
水の音がして、
少しずつ深いところへ潜っていく。
この時間がけっこう心地いい。
そして夜になると、空気が一変します。
今度は寿司屋。
その日に捕った魚をメニューにして、お客さんに料理を出していきます。デイブは配膳やお茶出しなどを担当し、お店が混んでくるとかなり忙しくなります。
昼はのんびり海。
夜は、
寿司!!!お茶!!!次のお客さん!!!
急に忙しい。
この落差が好きです。
何をするにも、演出が全力
DAVE THE DIVERで特に好きなのが、演出です。
新しい料理を開発する。
新しい武器を作る。
特別なお客さんがやってくる。
普通なら、メニューがひとつ増えて終わりそうなところでも、
なぜそこまで!?
と思うくらい気合いの入ったアニメーションが始まります。
料理ひとつ作るだけなのに、妙に壮大。
登場人物も本気。
カメラも本気。
ゲーム全体が、
「ここ、別にここまでやらなくてもいいですよ」
というところに全力を出してくる。
その無駄なこだわりが、たまらなく好きでした。
急に始まる、よくわからない何か
このゲームは、ときどき急に別のゲームみたいになります。
さっきまで海を泳いでいたはずなのに、
突然ミニゲームが始まったり、
どこかで見たような演出が飛び出したり、
妙に壮大なイベントが始まったり。
「今なにを見せられてるんだろう」
と思いながら、だいたい笑っています。
でも、その寄り道が邪魔ではありません。
むしろ、
次は何をやってくるんだろう
と楽しみになってくる。
真面目にゲームを進めているはずなのに、いつの間にか変な方向へ連れていかれる。
DAVE THE DIVERは、そういうゲームでした。
ドット絵なのに、海はすごくきれい
見た目も好きです。
キャラクターたちはドット絵。
でも海の中では、光や水の表現、奥行きのある背景、ダイナミックなカメラワークが混ざっていて、思っていた以上に立体的です。
かわいいドット絵のゲームだと思って始めたのに、
「この海、きれいだな」
と立ち止まる瞬間があります。
静かな海の時間と、突然始まる派手な演出。
この両方が同じゲームに入っているのが、不思議です。
クセの強い人ばかり
そして、デイブの周りにはクセの強い人しかいません。
寿司職人。
武器に詳しい人。
研究者。
店にやってくるお客さん。
みんな少しずつ変です。
デイブはそんな人たちに囲まれて、
「あれをしてほしい」
「これも頼む」
と次々お願いされます。
そして、だいたいやってくれる。
だから遊んでいるうちに、
海の謎を追っているというより、
デイブの仕事がどんどん増えているような気がしてくる。
それでもなんだか楽しそうなのが、このゲームの好きなところです。
海に潜る時間が、ちゃんと休憩になる
ゲーム全体はかなり賑やかです。
でも、その中に海へ潜る時間があります。
水の中をゆっくり進んで、
魚を見つけて、
ちょっと寄り道して。
夜の寿司屋が忙しい分、昼の海が休憩みたいに感じることがあります。
逆に海で探索しすぎた日は、
夜は寿司屋でバタバタする。
静かな時間と騒がしい時間が交互にやってくるから、ずっと同じテンションにならない。
このリズムが心地よかったです。
こんな夜に遊びたい
ちょっと疲れた夜。
難しいことを考えたくない夜。
静かなゲームもいいけれど、
今日は少しくらい笑いたい夜。
そんな日にDAVE THE DIVERを起動すると、
海に潜って、
魚を捕って、
クセの強い人たちに振り回されて、
夜は寿司屋で働くことになります。
たぶん、最初に思っていた夜とは全然違う。
でも気づいたら、
少しだけ機嫌がよくなっている。
『DAVE THE DIVER』は、そんな夜に遊びたくなるゲームでした。
動画でも遊んでいます
少し笑いたい夜に。|DAVE THE DIVER

